【メーカー(製造業)志望必読!】工学部生が就職までに勉強すべき3つのこと

勉強・資格

実際に工学系大学院(修士)から製造業へ就職した僕が学生時代にやっておけばよかったなと思っていることを紹介します。

下記に該当する人に読んでほしい記事です。

・工学系の大学生、大学院生

・非機械系

・メーカーへの就職希望

この記事では下記の悩みを解決します。

・就職までに時間があるけど、やっておいたほうがいい勉強は?

・メーカーへ就職してから役立つスキルは?

結論から言うと、下記の3つです。

  1. 機械図面の読み方(できればCADの使い方)
  2. 「熱」の勉強
  3. 簿記

順番に解説していきます。

機械図面の読み方

工学部生
工学部生

機械設計エンジニアじゃないから図面なんて読めなくても問題ないんじゃない?

ちた
ちた

そんなことはありません。必須です。製造業であればどの会社へ就職しても必ず図面に出くわします。

僕の体験談です。

僕は学生時代はいわゆる物質工学を専攻しており、必修科目に製図はなく、研究室に配属されてからも図面に触れる機会はありませんでした。

そして就職して研究部門に配属されたのですが、

いきなり図面を何枚も渡されて担当する設備の説明をされました。

ちゃんとした図面を初めて見たので、何もイメージできず絶望しました。

このように、機械・電気系出身以外でも絶対に図面を読むことになります。

なぜかというと、すべてのものは図面をベースに作られているからです。

図面はものの形状を正確に共有するための言語みたいなものです。

ものの形状を言葉で説明しようとすると、言葉のニュアンスの違いや言葉からのイメージの違いなどで絶対に正確な情報は伝わりません。

製造業で働く上で、図面が読めるというのは当たり前なのです。

ただ、非機械系は機械製図の講義なんて誰も履修しません。

僕は基礎教養として、工学部生は全員機械製図やればいいのにと思っています。

ちなみに「図面が読める」とは

 ・図面記号がわかる

 ・2次元図面から立体図を想像できる

主にこの2つです。これらできれば、「図面を読める」と言えるでしょう。

工学部生
工学部生

じゃあどうやって勉強すればいいの?

これらを1番手っ取り早く身につける方法は、知っている製品の図面を見まくる!に限ると思います。

JISの便覧や機械製図の入門本を読むよりも、自分が知っている製品の図面を見たほうが理解が深まると思います。

MiSUMiという金物・工具・精密機械部品などものづくりに必要な資材を販売しているECサイトで図面を見まくることをおすすめします。

僕も会社で実験用の機具・治具を作るときはこちらにお世話になっています。

写真と図面が掲載されているので、実物をイメージしながら図面を見ることで、図面の意味がわかるようになっていくと思います。

たとえばこちら

MiSUMi webサイトより

ホームセンターの建築資材売り場などでよく見る袋ナットですが、

図面で表現するとこのようになります。

MiSUMi webサイトより
MiSUMi webサイトより

これはあまり難しくないですね。

図面の読み方はここでは解説しませんので自分で調べてみてください。

自分で調べることでより理解が深まります。

実際に仕事ではもっと複雑な図面を読みます。学生のうちに基礎を身につけておくと、先輩社員を驚かせることができるかもしれません。

あとは余力があれば実際にCADと呼ばれる製図ソフトを使って実際の図面を描いてみることをおすすめしますが、CADソフトは高価なので、必須ではないです。

配属先の研究室に環境があれば触ってみるのもいいかもしれません。

「図面が読めるだけ」の人と「図面も書ける人」では価値が段違いなので、

機会があれば製図にチャレンジしてみてください。

「熱」の勉強

工学部生
工学部生

熱に関する知識って、実際の仕事で使うの?

多分ほとんどの業種で使うんじゃないかと思うので個人的な必須科目です。

熱力学、伝熱、熱流体は勉強しておいて損はないかと思います。

例えば自動車。

自動車はガソリンを燃焼させたときに発生する熱によってエンジンのピストンを往復させることによって動いています。

つまり、熱の力を利用しています(これが熱力学)

ちなみに火力発電も同様の仕組みです。

石炭を燃焼させた熱のエネルギーでタービンを回して電気をつくっています。

また、皆さんの身近にあるプラスチック製品。

プラスチック製品の製造にも熱を利用しています。

プラスチック原料を溶かし、それを金型内へ流し、固めて作ります(射出成形という)

溶かす、冷やすという工程で「熱」を利用しています。

特に冷却は重要です(伝熱工学という分野になります)

熱や流体の移動を扱う熱流体はあらゆる分野で使います。

[熱や流体の移動を扱う例]

自動車:自動車の空力設計

電機:電子機器には必ず搭載されている半導体チップの冷却設計

ゼネコン:ビル風解析による都市設計

鉄鋼:鋳造の凝固予測

などなど、この世は熱に支配されていると言っても過言ではないです。

ということで熱力学、伝熱工学、(熱)流体は勉強しておいたほうがいいですよ!

簿記

工学部生
工学部生

僕は理系だから簿記なんて勉強しなくていいわ

甘いです。そもそも個人的には文系理系で分けることに疑問があるのですが。

まあこの話題は本筋と違うので置いておいて、

なぜ製造業で技術職として働く上で僕が重要なのかというと、会社は営利団体だからです。

コストを抑え、付加価値を乗っけて利益を追求するんです。

簿記の知識バンバンに使います。

製造技術職になりたい人は必須、研究職でも使います。

製造技術の定義は会社によってマチマチですが、

「製品を高品質かつ低コストでつくる技術の開発」

「製品をよりスピーディーにつくる技術の開発」

などですかね。

コスト追求する上で簿記の知識が必要になります。

製品かかるコストは主に3つに分けられます。

「材料費」「労務費」「経費」です。

これらをいかに抑えるか、が製造技術の仕事です。

バリバリお金計算します。

あとは会社の決算資料が読めるようになっておくといいです。

P/LやB/Sなどですかね。わからない人はググってください。

さらに固定費・比例費はなんぞや!とか固定資産、棚卸資産などの基礎知識があると、

「できる新人や!」と思わせることができますよ!

ちなみに簿記○級などの資格は取る必要ないです。

取るなら会社入ってから撮ったほうがいいですよ。

会社によっては資格取得でボーナスに金額加算される所とかあるので!

まとめ

長くなりましたが、機械図面、熱、簿記の3つはどの業種・職種に就いても必ず必要になると思っています。

大学生のうちに学んでおいて損はないです。

あとは就活のちょっとしたアピールにもなると思うので、是非参考にしてください。

今後はこれら一つ一つについて解説できるよう、僕自身もさらに学ぼうかなと思っています。

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